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アンカーポイント




皆さんは「アンカーポイント」という言葉をご存じでしょうか。

「アンカー」、そう、錨(イカリ)のことですが、その説明をする前に、おもしろい実験があるので紹介します。


部屋を二つ設けて、それぞれの部屋に「2個の重り」を用意します。

部屋には、8sと5sの重り

部屋には、2sと5sの重り

(5sの重りは、重さをふせています)

部屋で8sを最初に持たせ、次に重さを伏せた5sを持たせて、「何sくらいか」尋ねると、

90%以上の確率で5s以下の数字を答え、
 
部屋で2sを持たせた後5sを持ったとき、その重さを尋ねると、

これも90%以上が5s以上の数字を答えた。という実験結果です。

興味深いですよね。

これは何を意味するのか?

「アンカーポイント」とは、船が錨を下ろして停まる「係留地」のことですが、

人間の精神構造に当てはめると、「アンカー(錨)」を「判断のよりどころ」とすると、

「アンカーポイント」は、「判断基準点」ということになります。

先の実験では、

8sがアンカーポイントの場合と、2sがアンカーポイントだった場合、

アンカーポイントが違うと、同じ5sの重りを持っているにもかかわらず、重さの感覚が全く違ってきます。

ビジネスでは、顧客のアンカーポイントを、いかに自分寄りに変えていくかに心血を注ぐ訳ですが、

ビジネスの話はまたの機会に譲るとして、先日、この事を実感する出来事がありました。


HDDコピー機を貸し出したお客様から、返却されてきたデモ機に、電源ケーブルが1本入っていませんでした。

その旨を電話で伝え、返却をお願いすると、

USER: 「コピー機の電源ケーブルって、パソコンの電源ケーブルと同じような物だったよね。
それならユニットさんにもたくさんあるでしょ。


スタッフ: 「もちろんありますが、コピー機のケーブルは太さがパソコンのそれより細く、コピー機を動かすときなど、動かしやすくするケーブルで専用としているため、返却していただけないでしょうか。」

「すぐ返します」という返事を「期待」していたため、よく解らない理由を説明しています。


USER: 「パソコンの電源ケーブルで流用できるんだったらいいじゃない。私が以前勤めていた会社もデモ機のサービスをしてたけど、付属品や部品が帰ってこなかったら社内にある使える物で流用してたけどなあ。

スタッフ: 「いえ、そういうことではなくて ・ ・ ・ 。」


既に「判断のよりどころ」が違います。

お客様のアンカーポイントは「以前勤めていた会社」。

スタッフのアンカーポイントは、「貸した物を返してもらう」という、至極当たり前の行為によるもの。

分かりますか?(説明が不十分のような気がする)

結果的に返してもらえましたが、アンカーポイントが違うと、話がかみ合わないどころか、あらぬ方向へ向かってしまうといういい例です。

あなたも、お客様や友達と話しをするときに、相手がどこにアンカーポイントを置いて話しているのかを理解することで、相手の要求が理解でき、トラブルを未然に防いだり、トラブルの解決が早くなったりすることがあるかも知れません。


Q2(キューキュー)追加しました。


複数の遠隔PCの切替・操作ができるQ2ですが、接続例を追加しました。

延長距離の自由度が高まり、さらにシステム構成に幅が生まれました。

Q2 |LR322−00のび太くん製品一覧へHOMEへ


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